澁谷 たぶんそれは沖縄キャンプ中の話ですね。沖縄キャンプは記者もスポーツウェアを着るって聞かされていたので、そんな恰好だったんです。もともと私、女子校でほぼ野球見たこともないので、「ショートってどこ? 何が短いの」って感じで(笑)。

 私みたいにルールもろくに知らない人間が、「とりあえず揉まれるために野球の取材」みたいな感じで行かされているのが申し訳なくて、すごい罪悪感を持ちながら取材してましたね。

――就職後も実家にお住まいで、社会人になっても門限があったそうですね。

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澁谷 兄はわりと自由にやらせてもらってるのに私だけ厳しくされて、男女の差が大きかったですね。家を出たかったけど、実家が都内にあるので「都心だから出る意味ないでしょ。家賃の分貯金すればいいじゃない」って言われてしまって。確かにそうなので、それ以上は何も言えませんでした。でも新聞記者は拘束時間が長くて仕事とプライベートの境が曖昧なので、仕事と言っておけば朝帰りもできて、ようやく少し自由になれて、男性とのお付き合いもできるようになりました。

新聞記者の恋愛事情

――出会いはどういうところで?

澁谷 まずは社内から。内勤で研修期間とかもあったので、だんだん知り合う機会がふえて、外に行ったら他社の人とも会いますし……。

――ひょっとして、野球選手も?

澁谷 ……ありましたね。でも声をかけてくるのは、2軍以下の選手でしたね。トップ選手はやっぱりそのあたりは気をつけなきゃいけないし……。そうそう、海外の選手にも声かけられたことがあります。通訳の人が「よかったら、このあと3人で食事を……」みたいに間に入ってアテンドしようとしてくるんです。怖いから遠慮しました。

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