「事務所の社長にセクハラじゃないけど、ちょっと変なことをされたりして、怖くてすぐ辞めました。大人にダマされた感がすごくありましたね」

 セクシー女優になる前は、グラビアアイドルとして活動していた澁谷果歩さん。ときには危ない目に遭うことも…。彼女が見た「芸能界の怖い大人」とは? 文筆家の寺井広樹氏の『高学歴AV女優』(彩図社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/続きを読む)

大学時代の彼女が見た「芸能界の怖い大人」とは?(写真:本人SNSより)

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「フォトショップで消せるから」と言われたけど…

――大学時代、河瀬由菜さんというお名前で、着エロ(着衣のエロ)のDVDを出されてますよね。

澁谷 あっ、聞きますか。それ、なかったことになっています。AVの時とは全然違う事務所での仕事だったので、これまで言及されたことありませんでした。事務所がもみ消してたのかな(笑)。

――その時のDVDを拝見したんですけど、けっこう露出されていましたね。それこそが見えるんじゃないかくらい。

澁谷 それなんですよ! 撮影の時、ニコちゃんマークとかのワッペンを貼ってたんですよね。普通に手芸で使うようなワッペンです。でも私、乳輪がちょっと大きいから「これだと隠れません」って言ったんです。でも、「フォトショップで消せるから」って。あとで見たら全然消えてないし、思いっきり出たままだったので、「えーっ」ってなりました。当時はまだ10代だったからショックでした。

 しかも、事務所の社長にセクハラじゃないけど、ちょっと変なことをされたりして、怖くてすぐ辞めました。ダマされた感がすごくありましたね。そんな経験はAV時代を含めて最初で最後でした。とくに私は、まだ処女だったのでとにかく怖くて……。

胸が大きいことがコンプレックスだった

――着エロの撮影時に、処女だったと聞いて衝撃を受けました。そもそも、なぜグラビアアイドルになろうと思われたんですか。

澁谷 当時は胸が大きいことがコンプレックスだったんですね。Iカップぐらいになると嫌でも意識するし、からかわれることもふえていました。高校までは、ふざけて触ってくる友だちもいましたけど、女の子同士だから。大学で男性の目に触れると、別に谷間を見せてなくてもいろいろ言われて恥ずかしい思いをしたり、上着を脱ぐことをためらったり……。

セクシー女優引退後はタレントとして世界中で活躍(写真:本人SNSより)

 このまま背中を丸めて生きるのも嫌だから、思い切ってグラビアをやったら武器にできるのかなと思って。このコンプレックスをポジティブに変えられないかなっていうのもあって、グラビアアイドルに応募したんです。

――なるほど……。そんなお気持ちがあったんですね。

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