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ライムスター・宇多丸がある人に語った「オレの高田文夫になってくれ」

『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』鼎談 #2(前編)

2018/06/23
note

しまおさんはやっぱり遊撃隊のほうがいい

宇多丸 しまおさんは1日ぐらい、アナウンサーさんのかわりにパートナーでもいいんじゃないですか? とか言ってたんだけど、しまおさんはやっぱり遊撃隊のほうがいいっていうことになったんです。

古川 そうそう。遊撃隊。若干番組に距離を取りつつ、常に有益なことを言う人、みたいな。

 

しまお 何分ぐらいなんですか? 私が出るコーナー。

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古川 夜8時台の最後、15分前後です。

しまお じゃあ、今までどおりだ。

宇多丸 うすぼんやりしたこと言ってりゃ過ぎる時間ですよ。

しまお ほんとだ。

宇多丸 逆に『ウィークエンド・シャッフル』の2時間体制のタイムテーブルだと、そういううすぼんやりした時間が全然つくれなくて。だから、オレ的に今回の新番組が「まあ、いいんじゃない?」ってなったのは、やっぱり今すごい窮屈で。

しまお 確かに。

宇多丸 やりたいことが多すぎて。そのくせ、そのうしろにオレの番組が始まるっていうのもさ。

古川 『ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ』ね。

しまお あの編成、面白かったけどな。

古川 毎回必ず面白いですからね。

宇多丸 ……というのがあって、だから、逆に聞き流せるというか、「なんの話してたっけ?」みたいな時間がようやくできるっていうか。

しまお 毎日3時間あるもんね。

宇多丸 暑いの寒いのの話さえ最近できないからね。

 

古川 ミッシェル・ソーリーさんも不定期に出るし、ミッシェルさんは音楽ゾーンを小荒井(弥)Dと一緒にブッキングしてもらってるし。

宇多丸 すごいですよ、ブッキング力。だから毎日DJかスタジオライブっていう。

しまお 毎日ライブかDJなんだ。

古川 そうそう。ミキサーの人たちがおびえてますね。「こんなのやったことない」って。

宇多丸 でもそれは慣れるでしょう。

しまお 楽しみ。

宇多丸 いろんな人を呼んでね。それこそ、音楽関係の知り合いは無限大にいるわけだから。