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U字工事の原点「高3のオーディション番組で、わけもわからず喋る栃木弁がウケた」

U字工事インタビュー #1

2018/06/23
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高校時代にU字工事を結成

――お二人は益子さんが演歌や歌謡曲にハマっていた高校時代にコンビを組んだんですよね?

福田 最初は部活で先輩を相手に僕が笑いを取ってたんですよ。で、ウケるのが癖になっちゃって。昼休みに笑いを演りたい、コンビ組むヤツいないかなって相方を探したんです。僕より面白くて元気な仲間はいっぱいいたんだけど、片っ端から断られちゃった。

益子 若けえ時から人徳ないからね。

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福田 カンケーねえだろ、少し関係あってもそれは余計だろ! 傷つくし(笑)。 で、最後の最後に益子に声をかけたんです。すると「いいよ~」って受けてくれました。

 

益子 元気に生返事してね。

福田 二つ返事だろが。あなた、あん時、やる気満々でしたよ!

――で、お二人でネタを演ったんだ。どうでしたか、学校での反応は?

福田 全然ダメでしたねえ。みんなに「つまんねえ!」「何言ってるかわかんねえ」「声、小っこいぜ」とか怒られました。演ってる僕らだけが楽しいっていう。

益子 男子校の遊びでしたしね。昼休みだから暇だし、「一つ面白いのをやれー!」ってノリだったもん。ブーイングも込みで楽しかったですよ。

――凹んだりしませんでした?

益子 まだ高校生で本気じゃないですしね。

福田 演ってるのは遊びの延長でしたから、たまにマジでネタを考えてもショックは受けなかったですね。

益子 ちょっと「やっべ」みたいなね。言ってみると、テヘペロな感じな?

 

福田 舌出すなって。あと「な」つけてどうすんだよ。もういいよ、キュートじゃないし(笑)。

――ちょっとごついけど可愛いかな。

益子 言わばゴツカワな。

福田 もうやめろって(笑)。