「ゲームやYouTubeがお母さんのストレスの原因になっている」

 ただ、長男が小学校に入学してからは、学校からひとり1台タブレットPCが貸与されました。担任の先生の判断によってはタブレットPCを自宅に持ち帰ることができ、そのタブレットPCではYouTubeも見られる状態になっているので、現在は「完全に」YouTubeを遮断する環境にはならなくなってしまいました。とはいえ、年中さんのときとは違って、自分で動画をみる時間をコントロールできるようになっていますし、動画だけではなくタイピングやプログラミングに興味があるようでそれもやっているので一概にYouTubeはナシ!というわけでもなくなってきています。

タブレットPC(イメージ)

 YouTubeやゲームとの付き合い方は常に迷い、息子や夫とも話し合いを重ねてきました。今でも私と夫、そして息子の間で「これがいい」と納得する付き合い方は決まっていません。ただ、私が塾長として多くの親御さんたちの話を聞く限りでは、「ゲームやYouTubeが相当多くのお母さんのストレスの原因になっている」というのが正直な感想です。

「うちの子はテスト前でも1日5時間以上ゲームをやらないと気がすまなくて、テストの点数が落ちてしまった」

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「ゲームを取り上げたところ、暴れて机を壊されました」

「テスト前は自分でゲームの時間を控えているみたいですが、テストが終わるとほとんど一日中やっています」

「家では帰ってくるとずーっとYouTubeばかり見ています。会話もないので困っています」

 YouTubeやゲームさえこの世に存在しなければ、お父さん、お母さんはだいぶストレスから解放されるだろうと思えるほど、YouTubeやゲームが親子間のいさかいの原因になっていました。