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介護に疲れて94歳の妻を殺害
「妻を殺めてしまいました」
そう言って交番に出頭してきたのは、81歳の男性だ。近くの集合住宅に夫婦で住んでいたこの男性が、94歳になる妻を殺害し逮捕された。妻はベッドに仰向けになったままの状態で見つかり、死後数日間放置されていたという。男性は警察の調べに対して「介護が疲れた」と犯行の動機を話している。
これらは老老介護の末に、最悪な結末を迎えた一例だ。こうした報道は近年、後を絶たない。もちろん事件にまで発展しなくとも、すでに極限まで追い詰められている高齢者が今も多くいることは想像に難くないのだ。
