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鷲羽山通り沿いには中学校やドラッグストアといった施設が並び、その脇を抜けると開放感のある駅前の風景が一変、細い路地に古い住宅などがひしめくようになるのだ。
その中には、かなりの違和感を放ちながら、というかどうしたって廃線跡にしか見えない遊歩道もあった。遊歩道の脇は道路になっていて、その道沿いには昭和の商店や旅館のような建物も並ぶ。
どうせ遊歩道になっているのだからと廃線跡を北に辿ると、覆いが被さってホームのような施設も残された、つまりは廃駅へ。
そこを抜けた先には、先ほど見た児島駅前からすると二回り、三回りくらい規模を小さくしたような広場があった。きっと、件の廃駅の駅前広場だったのだろう。
幻の駅前広場の向こうにはずいぶん“ブルー”な光景が…
幻の駅前広場の向こうには、倉敷市の児島市民交流センターがあって、傍らの広場の端っこには瀬戸大橋で用いているケーブルがオブジェとしておかれていた。瀬戸大橋のたもとの町だけに、こうしたアピールにもぬかりなし、といったところか。
交流センターの西側に目を向けると、実に昔ながらの昭和の商業エリアといった町が待ち受けていた。飲食店など古い商店が並び、角には大きなジーンズをかたどったオブジェが掲げられている。
その道に入ると、ビッグジョンの児島本店。突き当たりの通りは頭上に吊るされたジーンズがはためく「児島ジーンズストリート」だ。




