日が暮れるまでの1時間で6回アタリがあり、4匹ものクロダイが釣れた。

大物がこんなに釣れるなんて…(これだけじゃない…! ホタルイカを餌にして釣れた高級魚まであと写真2枚)

 目を離す隙がない、まさに入れ食い状態であった。ホタルイカが湧く時間ではなかったものの、連日流れ着くイカの残像を追っているのだろう。クロダイをはじめ、春に産卵を迎える魚は多く、荒食いが必要なシーズンでもある。この時期にホタルイカが与える生態系への恩恵はあまりにも大きい。

 暗くなると今度はカサゴやムラソイの活性が上がり、1投1匹で釣れるお祭り状態。

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まれに見“ぬ”人より魚のほうが多い状態だ(これだけじゃない…! ホタルイカを餌にして釣れた高級魚まであと写真1枚)

 ホタルイカパターン恐るべし……。

竿をぶちまげる日本海の高級魚が…!

 沖のテトラポット付近まで仕掛けを遠投していると、カサゴのアタリが多いなかでひときわ大きなアタリがでた。クロダイほどの重量感はないが、明らかな強い抵抗を見せる。これは……?

キジハタ(富山県の海の幸を次の写真から紹介します)

 ついにキジハタが釣れた! オレンジ色の鮮やかな体色が特徴的で日本海側では代表的な高級魚。タダで手に入る餌にしては十分すぎる釣果となった。みんな大好きホタルイカ。富山湾を訪れ、ホタルイカの神秘を目の当たりにし、そして釣りの面でも発見の多い遠征であった。