「赤沢さんのパーティー券購入は、父と石破さんと同郷の鳥取県が地盤の議員だからでしょう。赤沢さんは総裁選の際に石破選対に入っており、そこで知り合ってパーティー券を買うようになったのです」
過去の収支報告書に「不記載」の疑い
一度に600万円だった石破首相に比べると少ないが、赤沢氏の一度の合計金額は40万円。政治資金規正法では20万円(現行では5万円)を超えるパーティー券を購入してもらった場合、その旨を政治資金収支報告書に明記するよう求めている。だが過去の赤沢氏関連の政治団体の収支報告書を調べても、下根父子の氏名や関連社名は見当たらなかった。同法違反の「不記載」の疑いがある。
赤沢氏を電話で直撃した。
赤沢氏は「特にコメントすることはない」「適切に処理しています」
――下根氏にパーティー券を購入してもらったことはあるか。
「私は特にコメントすることはないですね。一言いえるのは、基本的にルールに則ってきちっとやってますので。そういうことです。申し上げられることはそれだけです」
赤沢氏の事務所にも尋ねると、「政治資金収支報告書の記載の通り、法令に則り適正に処理しています」と回答した。
14年当時、同一の陳述書に記された石破氏と赤沢氏への闇献金疑惑。だが、疑惑はこれだけにとどまらない――。
5月14日12時配信の「週刊文春 電子版」および15日発売の「週刊文春」では、石破首相の闇献金スクープ記事第2弾を掲載。より詳細な下根氏の「実名告白」に加えて、下根氏の陳述書を裏付ける別の元閣僚の「入金」資料、石破首相の答弁と食い違うパーティー参加者たちの新証言などを詳しく報じている。
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