Instagramでのセクシーな投稿をきっかけにアメリカの一流雑誌『PLAYBOY』の表紙を飾り、「謎の日本人女性」として話題になったモデルの紗世(SAYO)さん。世界中の有名雑誌に次々と掲載されるも、国内メディアでの露出はほとんどなくベールに包まれていた紗世さんは今、三つ子を含む4人の子育てに奮闘していた。
そんな紗世さんに、過去の下積み時代から三つ子育児のリアルなどについて聞いた。(全3回の1回目/続きを読む)
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「こっそりデビューして、彼を驚かしてみようかなと」
――今日はよろしくお願いします。今は日本で生活を?
紗世さん(以降、紗世)海外での撮影やイベントのために行き来することが多いのですが、基本的には日本を拠点にしています。
――今お子さんはおいくつですか。
紗世 2歳がひとりと、10ヶ月の三つ子がいます(※3月取材時点)。
――三つ子用のベビーカーですか。
紗世 海外では3人以上乗れるバギーも見かけましたが、日本だとサイズが大きすぎて、エレベーターに入らないんですよね。なので、2人乗りと1人乗りのバギーを組み合わせて使っています。
――今は4人のお子さんの子育て中ということですが、改めてモデルをはじめたきっかけは?
紗世 このお仕事を始めたのは、2008年頃だったと思います。当時お付き合いしていた方が「タレントさんと会ったんだ」と、とても嬉しそうに話していたことがあって。ちょうどその頃、たまたま知人にカメラマンの方がいたので、こっそりデビューして彼を驚かしてみようかなと。そんな軽い気持ちが、最初のきっかけでした。
――もともとグラビア志望だったんですか?
紗世 最初からそうだったわけではないんです。ただ、そのカメラマンさんがグラビアの世界で有名な方だったこと、そして紹介されて所属した事務所がグラビアに強いプロダクションだったという流れもあって、自然とその方向へ進んでいきました。
――そこで順調にキャリアを積まれて。
紗世 まったくそんなことはなくて……。
当時は、同じ事務所の有名な方が出演される媒体や番組に、あくまで“ついで”のようなかたちでご一緒させていただくことが多くて。そうした方々のお仕事のなかで、空いている枠や余った案件をいただくことができるという立場でした。
それでも、ドラマや映画の端役、広告、バラエティ……本当にジャンルを問わず、いただけるお仕事はすべてありがたく務めさせていただきました。