「弁当店に男が預けたというレターパックと警察が差し押さえたレターパックが同一という証拠はあるんですか。その男が犯人だという証拠はあるんですか。親切心で拾った人がたまたまポストに入れようとしていただけなのかもしれない。弁当店の店主は聞き込みで私の写真を見せられ、警察に迎合させられている可能性がある。自分は被害者に近づいてもダメなのに、本件の犯人と思われて陥れられている。マスコミのストーカーのイメージを利用して私を重い罪にしようとしているんです」

被害者のその後…

 美和さんは熱傷で顔が腫れ上がり、全治8カ月の重傷を負った。上唇がただれてしまい、口の中の味覚が戻らなくなった。薬剤をかけられた部分の髪の毛が抜けてしまい、目にも重篤な障害が残った。紫外線にも弱くなり、普通に外出することもできなくなった。

 被害者にどれほどむごい仕打ちをしたのか分かっているのだろうか。上田はすべての主張を退けられ、懲役7年を言い渡された。

最初から記事を読む 「熱い!!」彼女の顔はやけただれ、味覚も失うことに…“冤罪事件のヒーロー”と祭り上げられた元薬剤師(43)→女子高生に劇薬スプレーをかける「悪魔」と化した理由(2015年の事件)

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