「私、コスプレ向いてるかも」初音ミクコスプレを披露→イベントで行列が…
――ミシャさんがコスプレを始めたのも同じ頃ですね。
ミシャ コスプレもそうです。メイドカフェを辞めてすぐに札幌でコスプレイベントがあったんで、そこで初音ミクのコスプレで出たら少し話題になったんです。
それで「東京でやってみよう」と思って、東京のイベントに出てみたら大反響で。会場のシャッターの前にいたら、突然撮影会みたいなのが始まっちゃって、めっちゃ列ができて3時間半列が途切れなかったんです。その時「私、コスプレ向いてるかも」って思いました。
――「デカ女ブーム」で誹謗中傷とかはありませんでしたか。
ミシャ 意外となくて。最近TikTokとかYouTubeとかってAIがコメントを判断して省いてくれているので、書き込めなかったりするんですよね。たまに「気持ち悪い」「なんでヒール履くの。背高いのにわざわざ履く意味がわかんない」みたいなこととか言われることもあるんですけど、大体若い子が書き込んでいる感じだから、あんまり気にしてないですね。
目指すは“高身長クリエイター”
――現在は札幌在住ですが、飛行機移動が大変だとか。
ミシャ 飛行機は狭くて乗りづらくて。エコノミーは前の人の席に足がめり込んじゃいます(笑)。
電車でも普通に頭をぶつけます。東京って駅の天井がめっちゃ低くて。数日前も地下に急いで階段を駆け下りたら頭をぶつけてめっちゃ痛くて。頭ぶつける系の問題は常に困ってますね。
――将来的にどうなりたいですか。
ミシャ 事務所の先輩のエラ・フレイヤさんの活動内容が理想なんですよ。グラビアをしたり、YouTubeを頑張りたいなっていうのは思ってます。
あと、私のようにコンプレックスを抱えている人の悩みを解決したいという思いもあります。昔の私には、高身長で可愛いことをしているような、前を走っている人がいなかったんです。だから自分が高身長だけど厚底を履いたり、ロリータ服を着て発信するだけで、「私もやっていいんだ」って思える子がいると思うんです。だから肩書は“高身長クリエイター”ですね。
撮影=釜谷洋史/文藝春秋
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