「お金自体はなくなってもいい」と考えている理由とは?
――お金を持っていることで、良いことだけでなく、辛い経験もしてきたのですね。YUYUさんにとって「お金」とはどのような存在なのでしょうか?
YUYU 私は、お金は「選択肢を増やす手段」だと思っています。お金があれば、1000円の料理を食べるか、5万円の料理を食べるのか選べるといいますか。そういうふうに選択肢が広げられるのは、お金の良いところですよね。
ただ、私自身はあまりお金そのものに価値を置いていないので、極端な話、「お金」自体はなくなってもいいのかもな、と思っています。
――もう少し詳しく教えていただけますか?
YUYU ものの価値って、どんどん変わっていくと思うんですよね。例えば最近の若い子たちは、お金よりもSNSの「いいね」やフォロワー数に価値を置いている人もいるじゃないですか。
だから、もしお金がなくなっても、また別の何かに価値が見出されていくのかな、と。最終的には、その人の行いや人間性が評価される時代が来るのではないか、と思っています。
今の私がこう言えるのは、両親の頑張りのおかげで生活に困っていないからかもしれません。ただ、人生の価値をお金に置きすぎるのは、もったいないなと思います。
SNSやお金よりも、人との繋がりが一番大事
――YUYUさんが今、一番価値を置いているもの、幸せを感じるものは何ですか?
YUYU 大切な友達や家族との時間ですね。SNSやお金よりも、人との繋がりが一番大事だな、と今は思っています。人は、1人では何もできませんから。
――最後に、CYBERJAPAN DANCERSの一員として、またYUYUさんご自身として、これからどのような発信や活動をしていきたいか、お聞かせください。
YUYU 私がCYBERJAPAN DANCERSを目指した最初のきっかけは、彼女たちから元気をもらったことでした。だから今度は、私が誰かに元気を与えられる側になれたらいいな、と思っています。
それがYouTubeなのか、他の形なのかは分かりませんが、私の活動を通して、見ている人を元気にできたら、それが一番嬉しいです。どんな形であれ、人との繋がりを大切に、誰かを笑顔にできるような活動を続けていきたいですね。
撮影=志水隆/文藝春秋
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