日本を代表する建設会社・大成建設に対し、元会長の山内隆司氏(78)が名誉顧問の職を解かれたのは不当だとして、名誉顧問の地位確認を求める訴訟を東京地裁に起こしている。6月9日には同地裁で第1回口頭弁論が開かれ、大成建設側は請求棄却を求めて争う姿勢を示した。元会長はなぜ、大成建設を訴えたのか。提訴することを初めて明かした「週刊文春」の記事を再公開する。(記事初出は5月14日。肩書、年齢は当時のまま)

大成建設のロゴマーク ©時事通信社

「会社を救うため、あえて訴えを起こした」

 訴訟をめぐり「週刊文春」に重い口を開いたのは、原告となった山内隆司氏(78)。社長、会長を歴任し、大成建設のトップとして2023年までの16年の長きにわたり同社を率いた大物OBである。

大成建設元会長の山内隆司氏 ©時事通信社

「現任の相川善郎社長の周りにはイエスマンしかいない。このままでは大成建設は業界トップに返り咲くことはできません。私は会社を救うため、あえて訴えを起こしたのです」(山内氏)

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大成建設の相川善郎社長(大成建設のHPより)

 会長退任後も名誉顧問として会社に籍を置き、大成建設のドンとして業界の内外で知られた山内氏はなぜ愛する会社を訴えたのか――。

 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、相川社長体制のもとで続く大成建設の業績低迷や、それに対する山内氏の批判、山内氏が提訴に踏み切った自身の処遇問題などについて詳報している。

この記事の詳細は「週刊文春電子版」でお読みいただけます
大成建設のドン・山内隆司元会長(78)が古巣を提訴した!

大成建設のドン・山内隆司元会長(78)が古巣を提訴した!

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