多額の借金トラブルを抱える人気占い師のステラ薫子氏と、東証プライム市場に上場している複数の大企業トップが関係を持っていたことが、「週刊文春」の取材でわかった。
3億円の支払義務があるとする和解調書を
ステラ氏は「日本を代表する西洋占星学・タロット占いの第一人者」(公式HPより)を自任し、テレビやラジオなどメディア出演の経験も豊富な人気占い師として知られている。
「昨年1月には、『なないろ日和!』(テレビ東京系)に出演し、女優の香坂みゆきらと富士山を訪れています」(芸能記者)
ただ、ステラ氏を巡っては、「週刊文春」6月5日発売号で、複数の被害者から貸金返還請求訴訟を起こされ、総額約3億円の支払義務があるとする和解調書を結んだものの、5月末時点で大半の返済が滞っている旨を報道。本人は取材に対し、「返済の意思はある。直近でも数百万円返済した」などとしていた。
「親密な関係であることを匂わせていました」
被害者の1人が証言する。
「彼女は日頃から著名人を含め、錚々たる大手企業の名前を出して親密な関係であることを匂わせていました」
そのうちの1社が、日本を代表する航空関連企業だ。実は、同社の社長はステラ氏とは知人の間柄で、彼女と一緒にいる場面なども目撃されている。
さらに、同じく東証プライム市場に上場する旅行関連企業の場合は、ステラ氏の会社とビジネス上の取引を重ねていた。この企業では、創業者でもある会長が強い権限を握っているという。
航空関連企業、旅行関連企業の回答は?
ステラ氏は、航空関連企業の社長とは「パーティで知り合った」、旅行関連企業の会長については「今は縁はありません」などとした。
一方、航空関連企業は、ステラ氏による経営への影響は否定したものの、社長とステラ氏が知人であった旨は認めた。旅行関連企業は、ステラ氏の会社との契約は「2023年12月に終了している」とし、会長との関係などについては「回答は控える」とした。
現在配信中の「週刊文春 電子版」では、電子版オリジナル記事として、航空関連企業の社長と旅行関連企業の会長の実名、2人への直撃取材の中身、裁判資料でわかった新たな事実などについて報じている。

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