現役の看護師として働きながら、男性看護師のあるあるや日常をYouTubeに投稿し、チャンネル登録者13万人超の人気を誇る「えぼしチャンネル」のえぼしさん。
女性が圧倒的多数を占める環境は「肩身が狭い」と語る一方、男性ならではの意外なメリットもあると言います。えぼしさんの著書『男性看護師ですが何か?』(KADOKAWA)より、“メンズ看護師”に対する患者のリアルな反応について紹介します。(全3回の1回目/続きを読む)
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「看護師です」と名乗ると気まずい空気が…
男性看護師として働いていると、時々、医師に間違われることがあります。特に、初対面の患者さんやそのご家族からは、僕が医師であると勘違いされることが多いです。そのたびに、自分が看護師であることを説明します。
「あ、看護師さんなんですね、すみません」。その反応に、「こちらも、なんかすみません」という、気まずい空気が一瞬流れます。
男性看護師は、まだ一般的には少数派とされ、数が限られているため、患者さんにとっては目新しい存在であることが多いです。多くの人々は、看護師というと女性を想像し、男性は医師というイメージが強いのでしょう。
実際、医療現場では、そのような患者さんやご家族と接する機会が多く、医師と勘違いされることには少し戸惑いも感じます。しかし、こうした勘違いが起きることには、意外なメリットもあるんです。
