6月13日、旧ジャニーズのタレントが所属する事務所「STARTO ENTERTAINMENT」(スタートエンターテイメント)の福田淳社長(59)が、6月末の任期満了をもって退任することを時事通信が報じた。
ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け設立された「STARTO ENTERTAINMENT」。 設立当時の2023年12月、福田氏は「週刊文春」の独占インタビューに応じ、社長就任の理由、一連の性加害報道について率直な思いを語っていた。当時の記事を再公開する。(初出:「週刊文春 電子版」オリジナル 2023年12月8日掲載 年齢・肩書等は公開当時のママ)
◆◆◆
12月8日、旧ジャニーズ事務所から生まれた新会社名が「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)」と発表された。
同時に新会社の経営陣も明らかにされ、社長には株式会社スピーディ代表の福田淳氏(58)が就任することになった。
福田氏は新会社が採用する「エージェント制」の日本における先駆けとして、7年前から女優・のんのエージェントを務めていることで知られる。移籍や独立が認められない「奴隷契約」や、人気タレントを出演させる代わりに、自社のタレントを押し込む「バーター出演」などに象徴される旧態依然とした日本の芸能界を厳しく批判してきた人物であり、その舌鋒の矛先は旧ジャニーズ事務所にも向けられてきた。
なぜ福田氏は新会社の社長に就く決断をしたのか。また160名におよぶタレントをどのように導いていくのか。福田氏が、「週刊文春」の150分にわたる独占インタビューに応じた。