ドラマ『人事の人見』(フジテレビ系)で美人部長の平田美和役を演じて好評を博している鈴木保奈美(58)。

 6月9日(月)のフジ系のバラエティ『ぽかぽか』にゲスト出演した際には、成人した3人の娘についても語り、「連絡は常にグループLINEで。くだらない話をよくしています」と話し、娘らと行ったバーの写真も公開。母娘の仲睦まじさにMCのハライチをはじめ視聴者もほっこりした。

鈴木保奈美 ©時事通信社

 鈴木は1966年8月14日生まれ。東京都出身。18歳の時に第9回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し、芸能界入り。19歳でドラマ『遊びじゃないのよ、この恋は』(86年)でデビュー後は順調にキャリアを積み重ねたが、24歳の時に大きな転機が訪れた。

ADVERTISEMENT

 柴門ふみ原作の人気同名コミックをドラマ化した『東京ラブストーリー』に25歳で主演し、奔放なヒロイン・赤名リカ役で大ブレイクを果たす。最高視聴率32.3%を記録し、「月曜日の夜になるとOLが町からいなくなる」と言われ、「月9」を国民的ドラマ枠として世間に認知させた伝説的作品だ。

「私自身はふだん『セックスしよう』とはもちろん言いません(苦笑)」

 当時テレビ誌の記者だった筆者は何回かご本人に取材させていただいているが、そのあまりの熱狂ぶりに正直、困惑を隠せない様子が終始見て取れた。いちばんの戸惑いは「役との同一視」だったという。

スレンダーなスタイルは健在 本人インスタグラムより

「みなさん、私のことを(赤名)リカだと思っていて、町でも『リカちゃんだ!』と声をかけられます。私自身はふだん『セックスしよう』とはもちろん言いません(苦笑)。重なる部分も多いですけど、リカほど弾けてはいなくて、ああ生きられたらいいなって思うくらい。いまは必死にリカを追いかけている感じです」

 水着のグラビアにもたびたび登場し、カネボウ化粧品のイメージガール等で見事なプロポーションを披露。グラドル的な活動でも人気を博したが「明らかに女性を商品として扱っている」と発言するなど、グラビア活動には複雑な思いを抱えていた。