「2021年、2022年に子どもが生まれニノも父親になった。今後のお受験などの教育も考えるようになったさなか、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題でジャニーズ事務所が渦中となったわけです。

 さらに彼はグローバル企業のCMも多かったし、今後国際的映画などの仕事も充分予想されるわけで、海外でも性加害報道がなされた“ジャニーズ”に所属し続けることのプラスが見当たらなかった。とっとと退所・独立を決めた理由はそこですよね」(同前)

最近嬉しかったことは「松本潤の独立」

 新書の第4章【喜怒哀楽】の、【最近、自分のことのように喜べたことは?】に、こんな答えがある。

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〈松本潤の独立かな。嬉しかったな、僕は。〉

松本潤 ©文藝春秋

〈ただ、自分が独立したからって、ほかの人に安易にそれを勧めたりはしない。(中略)安定的な実入りを求めるのであれば当然ながら大きな事務所にいたほうがいいと思う。正直、独立してから僕の稼ぎは少なくなっているしね(笑)。〉

「芸能マスコミとしては、そこは懐疑的なんですけどね(笑)。マネージャーやスタッフの人件費や事務所経費が発生するようになったでしょうけれど、大手事務所の取り分がなくなったのだからそれ以上のモノはあるんじゃないかと思いますよ。ただ、そう吐露しちゃうってところがニノなんですよ。天才肌というのか策士というのか」(前出・芸能デスク)

ジャニー氏への大きな心境の変化

 2019年7月にジャニー喜多川氏が死去した際、二宮はこうコメントを出していた。

「ジャニーさんには感謝しかありません。この感謝を返せる様にこれからも頑張っていこうと思います」

看板が撤去されたジャニーズ事務所の本社ビル ©時事通信社

 ところが、今年7月に七回忌を迎えるジャニー氏に対しては「誠心誠意をこめて謝ってもらいたい」と大きな心境の変化を見せることとなった。

 来年の嵐の再始動・活動休止を前に、二宮和也にも大きな区切りのタイミングが訪れているのかもしれない。

最初から記事を読む 《TOKIO解散発表》嵐・二宮和也は「ジャニー喜多川に謝ってもらいたい」と…旧ジャニーズの“倫理観”が問われるなかで語ったこと

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