iPhoneの場合は「設定」アプリから「Wi-Fi」を開きましょう。すると、公衆Wi-Fiをはじめ周囲にあるさまざまなSSIDがリストで出てきます。このうち錠前マークがついていないSSIDは暗号化されていません。利用は避けたほうが無難です。 Androidも同じように「設定」アプリから確認できます。「インターネット」→「Wi-Fi」を開くとSSIDが出てくるので、錠前マークの有無を確認しましょう。
常識その2:「公衆Wi-FiではユーザIDやパスワードの入力は厳禁」→△
前述のように、接続したユーザの個人情報を抜き取ることを目的に、公衆Wi-Fiを装ったなりすましのアクセスポイントを設置するというのは、よくある攻撃手法の一つです。中には大手の事業者が提供しているアクセスポイントを装うケースもあるため、公衆Wi-Fiを使うときは、原則的にどのような場合でも、ユーザIDやパスワード、クレジットカードの番号などは、避けたほうが無難です。
それでも「どうしても」という場合があるかもしれません。そんなときは「VPN(Virtual Private Network)」を利用する手があります。
VPNとは、インターネット上にプライベートな通信網を仮想的に通すもので、送受信データは暗号化されますので、公衆Wi-Fiであっても一定の安全性は担保されます。信頼の置けるVPNサービスであることが条件になりますが、やむを得ず機密性の高い情報をやりとりしなくてはいけない場合は、検討してみてはいかがでしょうか。
常識その3:「URLに鍵マークがついているか確認すべし」→誤り!
URLの先頭が「http://」ではなく「https://」になっているウェブサイトは、通信内容が暗号化されています。公衆Wi-Fiの安全な使い方を指南するサイトやパンフレットでは、アクセス先のホームページが「https://」である証として、URL欄に鍵マークが付いていることを目視で確認するよう促している場合があります。


