マッチョ赤阪 以前は全然元気がなかったんです。暗かったし、何でも穿った見方をしていました。元々はそこまで卑屈ではなかったのですが、相方だけが女性として持てはやされているのを側で見ていて、どんどん自信を失っていきました。

 でも筋トレをすることで精神的にも鍛えられ、明るくなりました。お笑いでスベっても気にならなくなりましたね。筋肉がつくと元気に見えるので、芸人としてのキャラクターも変わったし、コンビの関係性にも変化がありました。

ずっと劣等感があった、相方への気持ちが変化

――相方のさおりんさんとの関係性には、どんな変化があったのでしょうか。

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マッチョ赤阪 コンビ仲が良くなった気がします。以前から相方が1人で出演することが結構あって、仕事量でも「格差コンビ」でした。それが今では「ボディビル」という強みができたことで私のピンの仕事も増えて、自信がついてきました。

 大会のときは相方も応援してくれていました。パイロットと結婚して経済的に余裕ができたのか優しくなりましたね、それがまた鼻につくんですが(笑)。コンビとしていいバランスになってきたと思います。

――筋トレを始めてよかったですか?

マッチョ赤阪 本当にやってよかったです。ボディビルまでやらなくても、女性に筋トレをおすすめしたいです。30代、40代になると、将来のことを考えて不安になったりすることもあると思います。でも筋トレをすると精神的に強くなるし、トレーニングがしんど過ぎて、不安も何も考えられなくなりますから。ジムに行くと、みんな爽やかな気持ちになって帰っていきます。

 あと、私は重度訪問介護従事者の資格を持っているので、昨年末から週に1回くらい訪問介護のお仕事もさせていただいているんです。筋トレによって体を持ちあげるときの正しいフォームが身につきましたし、バーベルスクワットを100kg上げられるので、介護のお仕事にも生かされていると感じます。

 介護の視点から考えても、足腰が衰えると、年をとってから怪我をして寝たきりになるケースが多いので、今のうちから筋肉を鍛えておくことは大事だと思います。

――今後は、どんな目標があるのでしょうか。