「女の子(Yさん)がいる最中に、4人目を殺してる」
「(室内には)すでに遺体が3つあって、信じられないかもしれないですけど、その女の子(Yさん)がいる最中に、4人目を殺してるんです。『友達呼ぶから、ちょっと出てて、ごめんねー』って。その子が出てる間にパッパと済ませて……」
Yさんが部屋の外に出ていた約7時間で、白石は殺人と遺体の解体を済ませたのだという。予想を超えた白石の告白は続く。
「その子(Yさん)はやっぱり部屋のケース(遺体の入ったクーラーボックス)に興味を持ってました。だから正直に説明したんです。『自殺を手伝ってるんだよ』って。殺してバラしてることを言ったんです。向こうは『えっ!』て感じでしたね。『大丈夫なの? 警察来ないの?』って聞かれましたけど、『大丈夫だよ』で終わり。ただ、内心は不安だったみたいですね。(逮捕後に)調書を見ると、1人目(Xさん)と2人目(Yさん)は部屋をあさってたみたいですから」
白石はそう言うと、3人目の女性(Zさん)にもクーラーボックスの中身について、口頭で説明したことを明かした。ただし、彼女については口説くことができなかったため、「正直焦って、彼女が帰ったあとでラインをして、『さっきのは全部嘘だから。忘れてね』ってメッセージを送りました」とのことだった。
なぜ白石隆浩という男は、ここまであけすけに事実を告白したのか、さらにいえば、この面会を最後に、なぜ私との面会を拒絶するようになってしまったのか。
いくつもの解けない疑問を残したまま、彼はこの世からいなくなってしまった。
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