――最終的に、なぜ芸能の方を取ったんですか。

波崎 グラビアも、保育の仕事もどちらも楽しかったんですけど、グラビアは今しかできないと思ったんです。保育の仕事は非正規かもしれないけれど、それこそ60歳とか70歳とかになってもできるかもしれない。でもグラビアは今しかできないじゃないですか。

 それに大学生の頃から、生きづらさを抱えてる人のために何かしたいとずっと考えていたんです。そのために福祉業界を目指したんですけど、福祉だけじゃなくて、もっと広い視点でもアプローチできるのかなって思ったのも理由です。

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「早稲田でて乳出してるなんて…」SNSに水着写真を投稿→誹謗中傷が殺到

――その後はグラビアでも活躍されて、雑誌のグラビアやDVDも7作リリースとグラビアアイドルとして活躍しています。ただ今年2月、Xで早稲田大学卒業時の写真と水着の写真を並べた投稿が注目を浴びました。一部の人からは「早稲田でて乳出してるなんて大隈重信が泣くよ」「貞操観念を微塵も感じないクソビッチですね」などと誹謗中傷もありましたが、どう感じましたか?

波崎 そもそも、あの投稿に関しては、そういう反応をする人がいるのはわかっていました。実はああした投稿をするのは3回目なんです。

 今回たまたまバズっちゃったんですが、過去にもそうした言葉を言われていたので、何かしら言われるだろうなとは思っていました。なので特にダメージもなく「だよねー」って思いながら受け流していました。

SNSで大きな反響を呼んだ波崎さんの投稿(波崎天結さんのXより引用)

――傍目には酷い言葉も多かったと思ったのですが、そうした言葉に対して反発する気持ちは?

波崎 いや、全然ないです。そういう人がいて当たり前だと思っているし、グラビアに対して偏見の目が向けられていることも理解しています。

 DVDでマイクロビキニを着ることもありますが、じゃあマイクロビキニを着た人がテレビに映るかといったら映らないじゃないですか?

 グラビアというジャンルがなぜあるのかを考えた時に、男性から見れば、いろいろな用途、考えがあると思うんです。私はそういうことも考慮した上で、グラビアをやっています。