「グラビアの時点でバストトップを出している子もいて…」過激な露出をする近年のグラビアに思うこと
――グラビアに対して、こうなってほしいという部分はありますか。
波崎 グラビアについてもっと色々な人に知ってもらって、好きになってもらいたいという思いはあります。そのためにはメディアの力も必要ですし、「グラビアアイドル」というワードが「セクシー」という印象だけでなく、面白さだったり、かわいさといった意味でも世間で広がればいいのに、とは思います。
一方でアダルトビデオとグラビアの境目がなくなりつつあるじゃないですか。グラビアの時点でバストトップを出している子もいて、それも含めて全部グラビアとなると……。なんか難しいですね。
――確かに、かつては水着DVDでも過激なものは“着エロ”と別ジャンルに分けられていましたが、今やすべてのイメージDVDが着エロといえるくらい過激な露出をしています。
波崎 そういうものがあることで、グラビアへのイメージは変わってくるのかなと思います。「露出したから売れる」「この子は顔があれだから、露出させないと売れない」というような、結局売れるためには露出みたいな流れはよくないかなと思います。
――波崎さん自身はグラビアという仕事にプライドを持っているのが伝わります。
波崎 私はこの仕事が好きです。私自身を受け入れてもらえる、自分らしくいられる仕事です。だからすごく安心してグラビアの仕事をしています。
もちろんグラビアに対して色々な意見があるのは知っているし、グラビアをあまり好きじゃないという方がいるのも分かっています。ただ私にとってはすごく大切な場所、今後もあり続けてほしい場所です。
撮影=杉山秀樹/文藝春秋

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