「撮影中にビキニがずれてポロリしちゃって…」初めてのプール撮影会で思わぬ事態に

――水着になるとお客さんの集まりは違いましたか。

波崎 初めて水着を着てプール撮影会に出た時にすごく囲まれたんです。「私の水着って需要があるんだ!」と思っていたんですけど、実はビキニが撮影中にずれてポロリをしちゃっていたみたいで。当時はニップレスをつけることも知らなくて、そのまま(笑)。

 ポロリといっても、ほんのちょっとですよ。撮影中には気づいてなかったのか誰も教えてくれなくて、その場から移動する時に教えてもらいました。

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早稲田大学在学中にグラビアデビューした(波崎天結さんのSNSより引用)

――撮影会は楽しかったですか?

波崎 撮影してもらうのも楽しいですし、みんなが喜んで撮ってくれるのも嬉しかったです。カメラマンさんがニコニコしながら撮っていると「嬉しいな」って感じていて。そういう嬉しい、楽しいという感情は撮影会のお仕事だから出会えたものです。

――撮影会でも人気だったそうですが、そのまま芸能の道に進もうと考えたんですか?

波崎 「事務所に入りませんか?」と話が来たのが卒業する直前の1月だったので、悩みました。その頃には第1志望の保育士の仕事が決まっていたんです。

 大学では児童福祉を勉強して、独学で保育士の資格も取っていました。その勤務先が副業OKだったので、保育士の仕事をやりつつ、グラビアアイドルとして撮影会の仕事も続けようと思っていました。

 

保育士を断念してグラビアアイドルを選んだ理由

――ただ平日は保育士、休日はグラビアアイドルだと大変じゃないですか。

波崎 休みがなかったですね。週5で働いて、残り2日は撮影会やDVDの撮影とグラビアの仕事が入っていたので、本当にボロボロになりました。

 もともと過眠傾向があって、小さい頃から10時間とか寝ないと体がもたないところがあったんですが、その頃は睡眠が十分とれないことで体もきつくなりました。

 それに「これからも週5勤務で働いて、撮影があって休みがないのか」と想像すると、またしんどくなってくる部分もありました。

 ただ勤務先は本当にいい会社でした。副業もOKだし、私が体調悪そうにしていると「大丈夫?」と声をかけてくれて。本当に優しい方しかいなかったんですけど……。

 本当は保育士もグラビアアイドルもどっちも頑張りたかったんですけど、私の体力的にも精神的にもそれは難しくて、最終的にパンクしてしまいました。それでその職場を退職して、グラビアアイドルの仕事一本に絞りました。