昨年9月に行われた自民党総裁選において、小泉進次郎氏(44=現農相)の選挙対策本部メンバーに、LINEヤフーの上級執行役員がいたことが、「週刊文春」の取材でわかった。小泉氏は先日、自身のX(旧Twitter)で銘柄米に関するLINEヤフーのキャンペーンを宣伝するような投稿をしていたことが物議を醸していただけに、波紋を呼びそうだ。

小泉進次郎氏 ©時事通信社

立憲・小沢氏がXで〈あからさまな利益誘導〉と批判

 小泉氏は6月20日、自身のXで以下のような投稿をしていた。

〈Yahoo!ショッピング、対象のお米が最大20%OFFになるクーポンを配布。6月27日より令和6年産の銘柄米を5kgあたり実質価格3,000円台から販売開始〉

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物議を醸した投稿(小泉氏のXより)

 政治部デスクが解説する。

「翌21日、立憲民主党の小沢一郎衆院議員が事務所のXで〈中立・公平な立場の大臣が、個別の民間企業の広告宣伝などしてはならない。あからさまな利益誘導になる〉と批判。国民にとって切実なコメ問題を巡り、特定企業を利しかねない行為をしたとして大炎上したのです」

小沢一郎氏 ©文藝春秋

 Yahoo!ショッピングやLINEアプリなどを手掛けるLINEヤフーは、日本最大規模のIT関連企業だ。一体、小泉氏と同社との関係はどのようなものなのか。