早稲田大学卒のグラビアアイドル波崎天結さん(24)。中学ではオール5の成績を収め、偏差値68の高校に進学。その後、早稲田大学人間科学部に推薦で入学するも、家庭環境などが原因で精神的に追い込まれ、一時期大学に通えない時期もあった。そんな彼女が、なぜグラビアアイドルの道に進むことになったのか。彼女の意外な素顔に迫る。

波崎天結さん ©文藝春秋

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高城亜樹さんに「スタイルいいね」と褒めてもらった子ども時代

 現在はグラビアアイドルとして活躍している波崎さんだが、もともと芸能界には興味がなかったという。
 
「子どもの頃、AKB48が好きで握手会も行っていました。一押しはともちん(板野友美)で、高城亜樹さんに『スタイルいいね』と褒めてもらったこともあります。ただ、特に芸能界を目指していたとかではないです」(波崎天結さん、以下同)

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 大学生の頃、サンリオピューロランドの公式アイドル「ピューロガールズ」のオーディションを受けたのも、芸能界に興味があったからではなく、純粋にサンリオが好きだったからだ。

「私って小さい頃から『嬉しい』『楽しい』という感情が希薄で、本当に淡々と生きていたんです。ただ高校3年生の頃に、UFOキャッチャーでシナモロールのぬいぐるみを取った時に『えっ!かわいい!』と思ったんです。私にこんな感情があったんだって、びっくりして」

 

「ビキニが撮影中にずれてポロリをしちゃって…」初めての水着撮影でハプニング

 サンリオのオーディションでは、カメラマンと一緒に写真を撮影する機会があり、その楽しさから撮影会の仕事を始めた。

 最初は服での撮影だったが、大きな撮影会で浴衣で参加した際、水着のモデルの方にカメラマンが集まる様子を見て悔しさを感じ、水着の撮影も始めたそうだ。

「初めて水着を着てプール撮影会に出た時にすごく囲まれたんです。『私の水着って需要があるんだ!』と思っていたんですけど、実はビキニが撮影中にずれてポロリをしちゃっていたみたいで。当時はニップレスをつけることもしらなくて、そのまま(笑)。

 ポロリといっても、ほんのちょっとですよ。撮影中には気づいてなかったのか誰も教えてくれなくて、その場から移動する時に教えてもらいました」

 

「グラビアは、自分らしくいられる仕事です」

 波崎さんは大学で児童福祉を学び、独学で保育士の資格も取得。大学卒業直前の1月に芸能事務所からスカウトを受けた時には、すでに保育士の仕事が決まっていたという。

 副業OKの職場だったため、平日は保育士、休日はグラビアアイドルとして両立を試みたが、過眠傾向もあり体力的に限界を迎えてしまう。

「本当は保育士もグラビアアイドルもどっちも頑張りたかったんですけど、私の体力的にも精神的にもそれは難しくて。最終的にパンクしてしまい、保育の仕事を辞めてグラビアアイドル一本で活動することを選びました」

 現在は、雑誌のグラビアやDVDも7作リリースするなど活躍中の波崎さん。早稲田大学卒業時の写真と水着の写真を並べた投稿がSNSで注目を集め、一部から誹謗中傷を受けたが、「私はこの仕事が好きです。私自身を受け入れてもらえる、自分らしくいられる仕事です。だからすごく安心してグラビアの仕事をしています」と、自分の選択に自信を持っている。

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