iPhoneは「3枚の顔写真」を撮影する

 登録にあたって必要になるのは、iPhoneとAndroid、どちらの場合でも「マイナンバーカード」と「2種類の暗証番号」です。どこかの窓口に足を運んだり、郵送で申込書を提出したりといった必要はなく、スマホだけで操作は完結します。

 iPhoneの場合、マイナポータルサイトへログインしたあと、指示に従って暗証番号/パスワードの入力を何度か繰り返すだけで、登録手続きは完了します。

 まずはiPhone(iOS 18.5以上必須)でマイナポータルへとログインし「追加をはじめる」をタップしましょう。すると、iPhoneにマイナンバーカードを登録しても現段階では運転免許証として使えないという注意書きが出てきます。「次へ」を押すと、登録に必要なものが表示されます。

ADVERTISEMENT

iPhone(iOS 18.5以上必須)でマイナポータルへとログインすると「マイナンバーカードをiPhoneに追加」というメニューが表示されるので「追加をはじめる」をタップ(左)。追加することで何ができるようになるか、また現段階では運転免許証としては使えないという注意書きが数画面にわたって表示されます(中央)。登録に必要なものが表示されます(右)

 その後、手順の全体像を確認して「次へ」を押すと、利用規約が表示されます。次へと進み、登録のための撮影に関する注意事項を確認し「正面」「横」「口を開けた状態」と3枚の顔写真を撮影しましょう。

手順の全体像が表示されますので確認して次に進みます(左)。利用規約に同意して(中央)次に進むと、いよいよ登録開始です(右)
画面の指示に従ってiPhoneを構えます(左)。正面、横、さらに口を開けた状態の3枚の写真を続けて撮影し(中央)、続けてマイナンバーカードの暗証番号とパスワードの入力のプロセスに進みます(右)

 撮影の後は、4桁の券面入力用暗証番号と、6~16文字の署名用パスワードを入力します。さらにマイナンバーカードをiPhoneで読み取り、iPhoneでマイナンバーカードを利用するための「利用者証明用暗証番号」(4桁)と、署名用パスワードを登録しましょう。

マイナンバーカードの券面入力用暗証番号4桁を入力します(左)。続いてマイナンバーカードの署名用パスワードを入力(中央)。最後にマイナンバーカードをiPhoneで読み取ります(右)
読み取りを完了すると自動的に次の画面へと遷移します(左)。本人確認が完了しました(中央)。続いて新しく利用者証明用暗証番号を4桁で登録します。このあと確認のための再入力画面も表示されます(右)
続いて署名用パスワードを新たに設定します。こちらも確認のために再入力画面が続けて表示されます(左)。暗証番号とパスワードの設定が完了しました。続けてAppleウォレットへの追加を行います(中央)。マイナンバーカードを身分証明書としてウォレットに追加します。「続ける」をタップします(右)

 あとはAppleウォレットへの追加を行えば、完了です。使用したい場合は、サイドボタンのダブルクリックで呼び出します。情報画面からはマイナンバーカードの情報を確認できます。

ウォレットに無事、マイナンバーカードが追加されました。ピンク色に桜マークが付いたデザインで、色や柄の変更はできません(左)。呼び出す場合はほかのクレジットカードと同様、サイドボタンのダブルクリックで行います(中央)。また、情報画面ではマイナンバーカードの情報が確認できます(右)

 説明が丁寧すぎるせいで画面数はかなり多く、また似たような画面が何度も出現するので面倒さを感じますが、この1回さえ我慢すれば、カードレス、パスワードレスでマイナポータルサイトが利用できるようになります。なお、iPhone XS以降のモデルに対応しています。