――新潟でもライブは結構あったんですか。

ISEYA 昔は新潟にもヴィジュアル系専門店もあったみたいで、その名残でいまだにライブで新潟に回ってくれたりしますね。

 

学生時代は体重90キロくらいあった

――ヴィジュアル系にハマる前はどんな学生だったんですか。

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ISEYA それまではよくいるオタクって感じでした。家で漫画読むか、ゲームしかやってない陰キャの中学生で。内向的だし、友達もいないし。服も親から与えられたものを着ていました。

学生時代のISEYAさん

――最初に自分で買った服がロリータ。ハードルは高くなかったですか。

ISEYA ファッション自体に抵抗はなかったですけど、当時体重が90キロくらいあって、Lサイズの服も入らないくらい太っていたんです。だから体型のハードルはありましたね。

 それまでオタクだったので二次元の世界にいたんですけど、三次元にハマってから自分という存在を認識し始めるようになって、鏡で見た時に「ちょっとダメじゃん。これじゃダメじゃん」って。痩せた方が幅広い服が着れるなって思ってダイエットを決意しました。

――具体的にどんなダイエットを。

ISEYA 食事制限ですね。当時も運動系の部活に入っていたので、毎日動いてはいたんですけど、多分遺伝的に太りやすい体質みたいで。そんなに大食いってわけではないのにすぐ太るんですよね。だからとにかくカロリーを気にして食べようと。

 90キロもあったので、10キロくらいはスルリと落ちたんですけど、そこからがなかなか落ちなくて。10年くらいかけて、今の体重まで落としました。今でも波があるので、バラバラですけど、50キロ後半くらいを保つようにしています。

写真=榎本麻美/文藝春秋

次の記事に続く 「容姿は生まれた時から決まってるけど…」90キロの“陰キャオタク”→美しすぎるロリータ姿のアラサー女性が語る、コンプレックスへの思い

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