ゴスロリファッションを身に纏い、SNSでロリータファッションやイラストを発信している、新潟在住のISEYAさん。2021年からは中国のロリータブランドのデザイナーとしても活躍している。

 高校時代は体重が90キロあったというISEYAさんだが、ロリータと出会い、内面も外見も変わったそう。“陰キャ”で、ファッションに全く興味のなかった学生時代に、いったい何があったのか。詳しく話を聞いた。(全2回の2回目/最初から読む)

学生時代のISEYAさん

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ロリータのためにジムで体力づくり

――今もジムに通っているそうですが、体調管理のために?

ISEYA それもありますけど、ロリータファッションのために体力をつけるようにしています。というのもロリータってかなり重いんですよ。

 重いものだと4キロくらいあるので、着ているだけでもかなりの体力を消耗します。翌日には全身がだるく、筋肉痛にもなりますし。

 

ロリータのお茶会とは?

――丸一日着ることもあるんですか。

ISEYA 私の場合、遠征することも多いので、早朝から夜までずっと着ていることもありますね。例えば東京でお茶会をするとなると、朝起きるのは4:00くらい。準備に大体2~3時間ほどかかります。で、新幹線に乗って東京に行って、終電近くで帰ってくる。だから18時間弱着ていることもあります。

 特に今みたいな夏は一番大変です。暑いし、蒸れるし、汗ダラダラだし。それに何かを食べる時も汚さないように気をつけるから神経使って余計に疲れます。

――ちなみにロリータのお茶会って何ですか。

ISEYA 親睦会ですね。ホテルとかのアフタヌーンティとかでキメキメのロリータファッションをして楽しむみたいな。

 

――ロリータファッションはホテルのドレスコード的にOKなんですか。

ISEYA 私は今のところ何か言われたことはないですけど、Xで「とあるカフェにロリータファッションで行ったら入店拒否された」というポストがバズっていました。窮屈な思いをしている方はいるみたいですね。

――普段友達と遊ぶ時とかにも着ていきますか。

ISEYA 地元の友達と遊ぶ時はロリータファッションですね。みんな何も言わずに受け入れています。