周囲を唖然とさせた両陛下との“距離感”
「8日に両陛下が滞在するシャングリラホテルでモンゴルのフレルスフ大統領夫妻主催の晩餐会が行われましたが、提供された食事のメニューはオフレコでした。モンゴル側の意向で、日本のマスコミにも内容は明かされていなかったのです。ところが、河野氏は何を思ったのか、そのメニューをまるごとXに投稿。しかも、晩餐会の席次表まで投稿していました」(外務省関係者)
さらに滞在期間中、周囲を唖然とさせたのが、河野氏と両陛下の“距離感”だ。
「友好親善を目的とする皇室外交は、きわめて重要な国事行為に位置付けられます。今回で言えば、主役は両陛下と訪問先で奉迎するモンゴルの人々にほかなりません。交流の時間は限られた貴重なもの。しかし、河野氏は“近すぎる距離”で天皇陛下や皇后陛下の後を追っていました。その影響で、他の随行者や関係者も次々と距離を詰めたため、両陛下を取り囲むような異様な場面が続出してしまった」(前出の宮内庁関係者)
確かに、訪問中の報道では両陛下を取り囲む関係者の“密”な様子や、そこに映り込む河野氏の姿も散見されたが、映像や写真に記録される天皇皇后のご訪問の様子は本来、長く後世に残す重要な史料となる。
「過去には首相経験者が首席随員として同行したこともありましたが、総じて2歩、3歩と距離を置き、存在を消すのが通例でした。『河野氏は皇室外交の意味を分かっているのか』と、呆れる声が上がったのは言うまでもありません」(同前)
結果として、こうした空気を読めない河野氏の“悪目立ち”により、現場の雰囲気は澱んでいったという。
「ご訪問に同行した記者団は、両陛下のなさりようを一瞬たりとも逃さないよう、全神経を集中しています。それだけに、自分が主役かのような河野氏の行動に、当初からやるせない思いを抱く記者は少なくなかったようです」(前出・皇室担当デスク)

