コメントがモチベーションに
――日本から届いて嬉しかった声はありますか?
佐藤 一番嬉しいのは、日本の方にも幸せを届けられているんだと実感できるときですね。単純ですけど、「今日一番笑いました」とか、少しでもその日、日本で生きてるみなさんが幸せになれたんだな、と思えるコメントをもらえると僕もすごく幸せです。もうニヤニヤしながら見ています(笑)。ケニア人メンバーはYouTubeは見ないんですけど、TikTokやInstagramはコメントを翻訳して読んでいるので、彼らのモチベーションにもなっています。
――動画配信だけでなく、ケニアで日本人ボランティアの受け入れ支援なども行っている佐藤さんですが、最終的には日本に帰ろうという思いもあるのでしょうか。
佐藤 正直、僕はずっと1つの場所にいられない体質で。ケニアと日本の交流がもっと盛んになったら、僕がケニアにいる必要はないのかな、とは思っています。
動画に関しては、今すでにセリフを書いて、カメラのアングルを伝えて、リモートで撮ったりすることもあるんですよ。
僕は将来、最低でも全部の国に一度は行きたいと思っているので、日本に帰るかどうかは別として、ケニアから離れる可能性はあると思います。でも、一年のうち半年近くはケニアにいられたらいいなと。もうケニアに土地も買ったので、死ぬまでずっと付き合っていきたいと思っています。
身近な友達と動画を作り続けたい
――第1回インタビューでは「日本人への思い」を語っていただきました。最後に、「ケニア人への思い」も聞かせてください。
佐藤 いろいろ話してきましたけど、結局僕は友達に恵まれているんだと思います。昔は「ケニア人の雇用を1000人生むぞ」とか大きい目標を掲げていたんですが、今はそれよりも身近な友達とこれからも動画を作り続けられるように、しっかりと会社を成長させていきたいと思っています。
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