「たまたま雙葉に、祖母がずっと行っておりまして、雙葉の同窓会の時に、同級生の美智子様がいらっしゃったりとか、あのー、天皇のお家です」
当初「安田ガンジ郎」と名付けられるところだったという安田氏だが、血縁関係を尋ねられると「閨閥学」なる一般人が作成したと見られるサイトを提示するのだった。
「少ないか多いかって言ったら、まぁ、大きい金額だとは思ってます」
安田氏は過去に、「株式会社ヤスダインターナショナル」を設立。同社でハワイの有名歌手を招いたコンサートなどを手掛けてきたが、民間調査会社のレポートによれば、2022年度2月期の決算で収入高は約2億1000万円、純利益は約1億7000万円の赤字。〈取引金融機関などにおいて、安田氏と直接連絡が取れない状態が恒常化しているとも聞かれ、安田氏への対応に多くの関係者が苦慮しているようである〉とも記されていた。
レアル・ソシエダのスポンサー契約の金額について、安田氏は「週刊文春」の取材に「やっぱり3年契約ですから、少ないか多いかって言ったら、まぁ、大きい金額だとは思ってます」と答えている。
「スタートアップ企業で、まぁ、例えば100万円払えるんですかって言うと、たぶん、厳しい企業の方が多いと思ってます。3年契約なので、じゃあ、2年目大丈夫ですか、3年目大丈夫ですかって言われると、あの、大丈夫にしていくっていうところだと、個人的には思っておりまして」
ヤスダグループと契約を結んでいたレアル・ソシエダにはエースとして久保建英も所属。ヤスダグループが先のスペイン1部チームとスポンサー契約を結んでいた事実が、バルセロナ側の信用を後押しした可能性もある。
ただ今回の契約違反により、FCバルセロナは日本ツアー中止を発表。これによって、多くのファンが楽しみにしていたバルセロナの来日と神戸との試合は幻に終わることになった。
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「週刊文春 電子版」では、資本金が10万円にもかかわらずスポンサー契約に至った経緯や、「安田財閥の子孫」を名乗る経歴などについて詳しく報じている。

《自宅差押、未払いトラブル》 久保建英が所属「レアル・ソシエダ」のメインスポンサーに 「安田財閥の子孫」を直撃45分 「ソシエダには説明した」「祖母の同級生に美智子さま」 〈クラブから届いた回答は…〉
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