第1次トランプ政権の大統領副補佐官だったマット・ポッティンジャー氏は、文藝春秋の連載「投資家のためのディープな地経学」で、世界の外交や経済問題について鋭く切り込んでいる。連載を含めたポッティンジャー氏の論考を紹介します。[全5記事]


「デカップリング」をめぐる米中の駆け引き〈投資家のためのディープな地経学〉

「米中はいまだ多くの分野で相互依存関係にあるとはいえ、技術分野でのデカップリングは、第二次トランプ政権でさらに進むと予想されます。このデカップリングにどちらの陣営がよりうまく適応できるのか」2025.7.09


「トランプ関税」が不可避だった理由〈投資家のためのディープな地経学〉

「そもそもトランプ氏は、関税を通じて何を達成しようとしているのか。ウォルマートをはじめ米国の国内企業が関税による品不足やインフレのリスクを警告するなかで、高関税品目に関して、今後、関税率の引き下げの可能性はあるのか」2025.6.09


台湾は本当に危うい

「『台湾有事』が実際に起こるのを確実に避ける方法が一つだけあります。『武力統一』をめざす中国に対して、台湾、米国、日本、オーストラリアなどが一致協力して『抑止力』を明確に示すことです」2025.5.09


習近平の狂気

「習近平と、氏が『最高の、最も親しい友人』と呼ぶウラジーミル・プーチン大統領はともに、『手の届く範囲のものは掌握もできる』と信じている。そのことを、世界の政策決定者は肝に銘じる必要がある」2023.3.09


文藝春秋に現れたトランプ大統領の元側近。いかにも米国らしいエリートかと思いきや間近に接してみると……〈編集部日記〉

「『トム・ソーヤーが大人になったらこんな感じだろうか』東京・紀尾井町の文藝春秋に現れたマット・ポッティンジャー氏に会った印象を、一言で表すならこうなります。元軍人らしく短くした金髪にグレーがかった碧眼。52歳と言っても、見た目はすこぶる若く、表情も語り口も終始ハツラツとしていました」 2025.5.10