第1次トランプ政権の大統領副補佐官だったマット・ポッティンジャー氏は、文藝春秋の連載「投資家のためのディープな地経学」で、世界の外交や経済問題について鋭く切り込んでいる。連載を含めたポッティンジャー氏の論考を紹介します。[全10記事]


中国軍の粛清と台湾有事の行方〈投資家のためのディープな地経学〉

「習近平国家主席が中国軍を自らの絶対的な個人支配下に置こうと進めてきた長年の取り組みは、いま重大な局面を迎えています。2026年1月、中華人民共和国国防部は、中国で最高位の将軍である張又侠が…」2026.3.09


トランプ政権「国家安全保障戦略」の危うさ〈投資家のためのディープな地経学〉

「トランプ政権が最近公表した『国家安全保障戦略』は、これまでの同種の文書と同様に、米国大統領の外交政策を形作る内部の議論や対立、矛盾を映し出す内容となっています。事情に通じた一部の読者は、トランプ大統領の新たな戦略が…」2026.1.08


「サナエとドナルド」の連携で中国の影響力を打破せよ〈投資家のためのディープな地経学〉

「2017年11月、私はドナルド・トランプ大統領の48時間にわたる国賓訪中に同行しました。予定されていた会談のひとつが、当時の李克強首相との面談でした。李首相は、どうやら習近平国家主席が…」2025.11.09


トランプ外交の本質はどこにあるか?〈投資家のためのディープな地経学〉

「トランプ氏が大統領に再就任することを受け、米国の外交の大転換――NATOから脱退し、ロシアと手を組み、中東を見捨てる――を危惧する報道が溢れていました。しかし就任から8カ月後の現在、そのような最悪のシナリオは現実化していません」2025.9.09


「習近平失脚」デマはなぜ流れたか〈投資家のためのディープな地経学〉

「中国の政治体制は、ソ連型レーニン主義に基づく一党独裁であり、最高指導者に絶対的な権力を集中させています。競争は熾烈で、頂点を目指す党幹部は常に粛清のリスクと隣り合わせで、真の『最高指導者』の地位を得るまで闘争は続きます」 2025.8.07


「デカップリング」をめぐる米中の駆け引き〈投資家のためのディープな地経学〉

「米中はいまだ多くの分野で相互依存関係にあるとはいえ、技術分野でのデカップリングは、第二次トランプ政権でさらに進むと予想されます。このデカップリングにどちらの陣営がよりうまく適応できるのか」2025.7.09


「トランプ関税」が不可避だった理由〈投資家のためのディープな地経学〉

「そもそもトランプ氏は、関税を通じて何を達成しようとしているのか。ウォルマートをはじめ米国の国内企業が関税による品不足やインフレのリスクを警告するなかで、高関税品目に関して、今後、関税率の引き下げの可能性はあるのか」2025.6.09


台湾は本当に危うい

「『台湾有事』が実際に起こるのを確実に避ける方法が一つだけあります。『武力統一』をめざす中国に対して、台湾、米国、日本、オーストラリアなどが一致協力して『抑止力』を明確に示すことです」2025.5.09


習近平の狂気

「習近平と、氏が『最高の、最も親しい友人』と呼ぶウラジーミル・プーチン大統領はともに、『手の届く範囲のものは掌握もできる』と信じている。そのことを、世界の政策決定者は肝に銘じる必要がある」2023.3.09


文藝春秋に現れたトランプ大統領の元側近。いかにも米国らしいエリートかと思いきや間近に接してみると……〈編集部日記〉

「『トム・ソーヤーが大人になったらこんな感じだろうか』東京・紀尾井町の文藝春秋に現れたマット・ポッティンジャー氏に会った印象を、一言で表すならこうなります。元軍人らしく短くした金髪にグレーがかった碧眼。52歳と言っても、見た目はすこぶる若く、表情も語り口も終始ハツラツとしていました」 2025.5.10