「え、それなら行ってみようかな」紹介された占い師に会いに行った理由
――占い師のコンサルタント?
ブリトニー 私も「何それ?」って思ったんですけど、「普段は出会えないような特別な占い師さんを紹介する仕事」って言うんです。その人の名刺には「あなたにぴったりの占い師を100人の中からご紹介します」みたいに書いてあって。
――怪しい感じの人ではなかった?
ブリトニー もともとお店に来ていたお客さんで、バーベキュー大会とかクリスマス会とか、お店が主催したイベントにも何度か来てくれてる人だったんですよね。30代後半くらいで、普通っぽい見た目の人だったのもあって、一切怪しいと思いませんでした。
――その人から占い師を紹介されたと。
ブリトニー 有名な芸能人を何人も占っていて、予約が6か月待ちのすごい占い師を紹介すると言われて。しかも「値段は高額だけど、僕を通せば初回はすごく安く受けることができますよ」って言うわけです。
当時は悪いことが続いていて、藁にもすがりたい気持ちだったから、「え、それなら行ってみようかな」って気になっちゃったんですよね。
「初めて会ったのになんで私のこと知ってんの?」占い師に悩みを言い当てられ…
――それで実際に占いに行くんですね。紹介された占い師はどんな雰囲気でしたか?
ブリトニー 黒髪の50代くらいの女性で、黒っぽい服を着てました。今考えたら怪しい雰囲気だったんですけど、当時はそれを神秘的に感じてしまって。
予約6か月待ちで芸能人とかも占ってると聞いていたから「すごい人なんだ」という先入観も持っていたと思います。
――占いはどんな感じだったのですか。
ブリトニー 占い師さんが、机に広げたタロットカードの中からカードを引いて、「あなた、人間関係で悩んでますね。最近、お金関係で損したことはありませんか?」って言うんですよ。それを聞いて「え! 初めて会ったのになんで私のこと知ってんの?」って驚いちゃって。
でもそれはきっと、コンサルの男性が占い師に私の情報を伝えてたからなんですよね。当時はそれに気づけなかったけど。

