「こんなに稼げない私って、なんなんだろう」貯金がなくなり、生活が困窮

――この頃、金銭的に困窮していたそうですね。

ちゅきめろでぃ マジでやばかったです。TikTokで配信を始めたときって、50万か60万くらいしか貯金がなかったんですよ。それなのにPCや機材を買ってしまったから、残りがものすごく少なくなってしまって。そのときは「まあ、配信で稼げばいいや。2ヶ月後には収益化してやる」と思ってたんですよね。

 でも、そう簡単にいくわけはなくて。節約しまくって配信を続けてたんですけど、2021年11月には超カツカツになってしまって。

ADVERTISEMENT

 

――お金がなくて、なにがいちばんキツかったですか?

ちゅきめろでぃ 家賃が数万円のところに住んでたんで、生活はギリギリなんとかなっていました。そういうお金がない現実よりも、「こんなに稼げない私って、なんなんだろう」っていう自己嫌悪がキツかったですね。「自分は一生懸命やってきたはずなのに、こんな状況にいる」とか「みんなに注目してもらえない。存在価値がないんじゃないか」とか、ネガティブな考えがどんどん湧いてきて。

 そもそもユーチューバーとか動画配信者ってエンターテイナーなわけで、結局は数字がなきゃダメで。数字があってなんぼの世界なのに、私は数字がない、それは価値がない、という。

「誰があんなヤツに連絡するか!」YouTubeが理由で母親とケンカしたことも

――YouTubeを始めたことがきっかけで、親との仲が険悪にもなったと聞いてますが。

ちゅきめろでぃ 考え方の違いで、母とぶつかったんです。いま思えば、親としては普通の考えなんです。ゲーム配信だけならまだしも、セクシー系の動画も流すわけですから。でも、普段から仲が悪いとか、配信に対して小言を言われていたわけではなくて。ちょっとしたことで母と口ゲンカになったんですよね。

 お母さんは時代に揉まれながら、一生懸命に生きてきた。たしかに大変だったろうし、偉いと思うけど、私には私の生き方があるので。それで「お母さんは私たちのためにやりたいことを我慢して生きてきたんだと思うけど、私はそんな人生になりたくない。自分で決める人生がいい」って言い返して。

 

 そのあとに「いまの時代は、私みたいな生き方の味方をしている。ちょっとゴメンだけど、お母さんの考えには賛同できないし、これから連絡が取れなくてもかまわない」って続けて、電話をブチッと切って。

 お母さんも「誰があんなヤツに連絡するか!」と激オコで、その横でお父さんはワタワタしちゃってたそうです(笑)。ほんとに2年くらい連絡を取り合わずにいたんですけど、いまは無事に仲直りができて。