実はトヨタは2025年4月、ウェイモとも自動運転の開発と普及における戦略的パートナーシップで基本合意したと発表している。米中それぞれで自動運転のトップ企業2社と手を組むトヨタのしたたかさが窺える。
トヨタの広州工場に近い、広州市南部の南沙区にあるポニー本社を訪ねた。かつてこの周辺にはパイナップル畑が広がっていたという。ここでも同社の技術を駆使した無人運転のシエナに乗って、片側4車線の大きな自動車専用道を時速60kmで走ったが、何ら違和感はなかった。それどころか、「もはや人間が運転するよりも安全なのかもしれない」と感じたほどだ。
日本の物流問題を解決する鍵にも
「我々のビジョンは革新的な自動運転技術を通じて、世界中の人々や企業に安全で効率的なモビリティを提供することです」と、ポニーの営業担当の周思程経理は説明する。同社のコア技術は「バーチャルドライバー」と呼ばれ、高解像度のカメラやセンサー類と、そこから得られるデータを処理するAIによって構成されている。車の「スマートフォン化」と呼ばれる知能化が進む現在、ハードを製造するよりも、こうしたソフト領域の方が、付加価値が高くなっているといえる。
本記事の全文(約5000字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」に掲載されています(井上久男「トヨタ出資『ポニーai』の自動運転技術に驚愕した!『人間が運転するより安全かも…』」)。
全文では、以下の内容をお読みいただけます。
・「世界5強企業」のうち3社が中国企業に
・絵葉書に書かれた思い
・今のクルマは「大きなスマホ」
