35歳のインフルエンサー・なつみさんは、かつて体重100キロだった。今では58キロまで減量し、筋肉質な体へと変貌を遂げた彼女。その転機となったのは、医師から告げられた衝撃的な言葉だった。彼女のインタビューダイジェストをお届けする。

かつて100キロあったなつみさん。彼女はなぜ変われたのか? ©榎本麻美/文藝春秋

ダイエットを決意した「お医者さんのコワすぎる言葉」

 なつみさんがダイエットを決意したきっかけは、2023年の健康診断だった。肝臓の数値が危険域に達し、精密検査の結果、脂肪肝と診断された。

「肝臓の病気は僕たちも死にたくないって思うぐらい、そんな死に方をしますよ」

ADVERTISEMENT

 医師のこの言葉が彼女の心に刺さった。お酒はまったく飲まないため、原因は食べ過ぎだと自覚していたなつみさん。この言葉を機に、2023年12月25日からダイエットをスタートさせた。クリスマスという特別な日に、家族がケーキやご馳走を楽しむ中、自分だけは一切口にしなかった。

 そもそも彼女の体重増加は妊娠中の「食べづわり」から始まった。常に何かを食べていないと気持ち悪くなり、2人目の妊娠中には最大100キロまで増加。ポテトチップスや唐揚げ、チョコレートなど好きなものを好きなだけ食べていたという。

太っていた頃のなつみさん。妊娠、子育てなど不慣れな生活のせいか、過食でストレスを解消していた。今ではムキムキの美しいカラダに(写真:本人提供)

「保育園に迎えに行く前にコンビニに寄って1000円分くらいお菓子を買い、子どもと分けるのが嫌で車の中で食べ切ったり」

 炭酸飲料も大好きで、特にコーラを1日に500ml以上飲んでいた。そんな生活ゆえか、健康への影響も出始め、妊娠高血圧症候群で入院したこともある。

 さらになつみさんは2人の自閉症の子どもを育てながら児童発達支援センターで働いており、子育てと仕事のストレスで食に走ることもあった。しかし、医師の言葉をきっかけに生活を一変させ、今では筋肉質な58キロの体型を手に入れた。

 元々高校時代にアメフト部のマネージャーをしていた時期には56キロまで落ちた経験もあるなつみさん。そして結婚式前には58キロまで減量した経験もあった。しかし、その後の妊娠や育児で体重は増加の一途をたどっていた。

 なつみさんのダイエット成功の背景には、子育ての苦労や仕事の大変さがあった。それでも彼女は医師の言葉を胸に刻み、劇的な変化を遂げたのである。

◆◆◆

 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。次のページでぜひご覧ください。

次のページ 写真ページはこちら