2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公は豊臣秀吉の弟、秀長。天下人と最良の補佐役はどこで生まれ、どのように育ったのか?  「文藝春秋PLUS」では、磯田道史氏の短期集中連載「秀吉と秀長」が始まりました。磯田氏が徳川家康を論じた「わが徳川家康論」とともに、一挙紹介します。[全5本]


豊臣兄弟の謎

「豊臣兄弟は、いわば『セミの兄弟』です。その前半生は、地中で過ごしていたかのように、古文書に姿を現しません。彼らが書状など同時代の確実な史料に本格的に登場するのは、30代を過ぎてからです」…短期集中連載「秀吉と秀長」第1回


わが徳川家康論

「多くの小説家、歴史家が家康の生涯を描いていますが、そうした従来の家康像、ことに若き日の家康の描き方には、あるパターンが見られます」短期集中連載「わが徳川家康論」第1回


織田信長と桶狭間

「今回は、家康の生涯に大影響した織田信長との関係を論じたいと思います。家康がなぜ永らえたか、信長がなぜ潰えたかを知ると、この国の歴史の勘所がみえてきます」短期集中連載「わが徳川家康論」第2回


武田信玄と三方ヶ原

「信玄の手紙をみると、家康を『三河殿』とか『三河守殿』ではなく、単に『岡崎』と呼び捨てているそうです。つまり、家康を、三河の支配権を確立した、独立した国主としてはみなしていないわけです」…短期集中連載「わが徳川家康論」第3回


徳川家康を暴く

「家康は、これまで『狸おやじ』というイメージで語られてきました。家康は、狸のように権謀術数を弄して敵を陥れる嫌なお爺さん、というわけです」


文藝春秋

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豊臣兄弟の謎