
2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の主人公は豊臣秀吉の弟、秀長。天下人と最良の補佐役はどこで生まれ、どのように育ったのか? 「文藝春秋PLUS」では、磯田道史氏の短期集中連載「秀吉と秀長」が始まりました。磯田氏が徳川家康を論じた「わが徳川家康論」とともに、一挙紹介します。[全8本]
「豊臣兄弟は、いわば『セミの兄弟』です。その前半生は、地中で過ごしていたかのように、古文書に姿を現しません。彼らが書状など同時代の確実な史料に本格的に登場するのは、30代を過ぎてからです」…短期集中連載「秀吉と秀長」第1回
「自分の意を汲んで、自在に活躍する動きのいい『分身』を作る能力は、天下人の条件といっていいでしょう。秀吉の場合、蜂須賀や黒田が諜報、外交の分身であり、秀長が城を守る分身として機能しました」…短期集中連載「秀吉と秀長」第3回
「官位をちらつかせて、上洛を促し、やってきたら徹底的なおもてなしを施す。これが豊臣兄弟の『必殺技』となりました。上洛に応じる=秀吉が設定した官位による序列を受け入れる=戦わずして秀吉に臣従する、という三位一体のシステムを秀吉は作り上げたといえます」…短期集中連載「秀吉と秀長」最終回
「信玄の手紙をみると、家康を『三河殿』とか『三河守殿』ではなく、単に『岡崎』と呼び捨てているそうです。つまり、家康を、三河の支配権を確立した、独立した国主としてはみなしていないわけです」…短期集中連載「わが徳川家康論」第3回



