『10歳で性被害にあいました 誰にも相談できない』より

 小学4年生で初めて放送委員会に入ったなるみ。6年生のゲンシくんが、なんだか変なことを言ったり、女子のスカートをめくったりしている。先生にも親にも、友達にもこんなこと、相談できない。ゲンシくんの行為はどんどんエスカレートし、とうとうある日二人きりの放送室で事件が起きる……。

 漫画家・ちくまサラさんのコミックエッセイ『10歳で性被害にあいました 誰にも相談できない』(KADOKAWA)は、子どもが直面する性被害の現実と、誰にも打ち明けられない深い葛藤を描き出した作品だ。

 ゲンジくんの問題行動に追い詰められていくなるみ。帰宅後、母と話す機会を得た彼女は、学校での出来事を相談しようとするが……。以下、第4話を抜粋して紹介する。(全6回の5回目/最初から読む

ADVERTISEMENT

◆◆◆

『10歳で性被害にあいました 誰にも相談できない』より
次に続く 【マンガ】「絶対にこっち見るなよ!」放送室で繰り返される小学6年生男児の問題行動…ターゲットの女児が“それでも逃げられなかったワケ”