ドジャースの佐々木朗希が「週刊文春」の取材に応じ、球速アップの理由を語った。

 佐々木は今、厳しいリハビリ期間を乗り越えつつある。5月に右肩の「インピンジメント症候群」と診断されて負傷者リスト(IL)入りした佐々木は、8月14日(現地時間、以下同)に3Aで97日ぶりに実戦復帰。その後、3試合に登板したが、持ち味の剛速球はすっかり影を潜めていた。ところが、9月9日、5度目のリハビリ登板で見違えるような姿を見せた。

登板を終えて取材に応える佐々木朗希投手 ©時事通信社

過去の自分の動画を見ていて“ひらめいた”

――あの日は、160kmを連発し、最速162km。ストレートの平均球速はそれ以前より4km以上も上昇して158.5kmに。5回途中、3安打3失点で降板しましたが、持ち味の剛速球が復活し、ベンチに戻ると笑顔でみんなとハイタッチを交わしていました。一体何があったのですか。

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「実はその前夜に過去の自分の動画を見ていて、“ひらめいた”ことがあったんです。自分は高校時代から、ロッテ時代も含めて過去の投球動画を保存してあって、ことあるごとに見返しています。

 あの日、空港に深夜に着いて、ホテルの自室で食事をしながら、大船渡高校時代の良かった頃の映像を見返していた。何かに気づけそうな感じがして、ずっと動画を見ていたんです。そこで、下半身の使い方について、あることに気づきました」

3Aオクラホマシティのユニフォーム姿 ©時事通信社

 その詳細について質問を重ねると、意外な名前が登場した。

「それからもう一つ、美馬さんの引退のニュースがきっかけとなりました」

 同時期にロッテに入団し、9月9日に引退発表した美馬学(38)。一体、どんな関係があるのか。

今季限りでの引退を発表した美馬学投手 ©時事通信社

 9月17日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および18日(木)発売の「週刊文春」では、佐々木にヒントを与えた美馬の存在、引退を発表した後の美馬とのやりとり、球速アップの裏でつかんだ“ある感覚”、中継ぎを打診された本人の思い、妻の合流についてなど本心が赤裸々に語られたインタビュー全文を掲載している。

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