「ギャツビー」ブランドで知られるマンダムは9月10日、MBOを行うと発表した。英投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズ系のカロンホールディングスが、マンダムにTOBを実施し、ほぼ全株を買い取る。買い付け総額は、約793億円にのぼる。

メンズコスメブランドとして名高いギャツビー(写真はギャツビーブランドHPより)

「TOB成立後、マンダムは非上場化され、カロンホールディングスがマンダムを吸収合併する。合併後も創業家の西村元延会長と息子の西村健社長が出資して議決権の34%を持ち、経営に関わる」(金融関係者)

西村会長は四代目 ©時事通信社

 なぜマンダムはこのような複雑なスキームを駆使してまでMBOを行うのか。

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 その要因のひとつに、創業家を怯えさせる事態が生じたことが挙げられる。この続きでは、創業家を怯えさせたアクティビストの存在、もうひとつの要因となった「海外事業の赤字」の現状など、今回のMBOに至った背景を解説している。

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マンダム株式非公開化の裏で…創業家が怯えるアクティビスト

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