今年8月に老舗芸能事務所「サンミュージックプロダクション」への移籍を発表した髙峰じゅり(21)。グラビアアイドルとして活動する彼女はレズビアンであることを公表している。

 そんな彼女に上京の理由から、大阪時代から同棲していた恋人との別れ、やっと見つけた今後の夢について聞いた。(全3回の3回目/最初から読む)

髙峰じゅりさん ©佐藤亘/文藝春秋

◆◆◆

ADVERTISEMENT

内見せずに東京へ引っ越し「水道も電気も通ってなかった」

――大阪の撮影会に出ていた髙峰さんですが、18歳のころから徐々に東京のフレッシュ撮影会にも出るようになります。

髙峰じゅりさん(以下、髙峰) その頃はまだフリーで、大阪から夜行バスで東京に通ってました。ただ、交通費は出ていなかったので、撮影会1日目の給料は交通費に消えて、2日目まで働いてやっとお給料になる感じでした。でも東京のファンの方に会える場所がそこしかなくて、大変ですが続けてました。

 今もなんですけど、私はファンと会って元気をもらって、よし頑張るぞとなるタイプなんです。おしゃべりも得意じゃないんですけど、お客さんとならずっと話せるんです。だから撮影会は本当に大好きだったんです。

©佐藤亘/文藝春秋

――その後に上京しますね。

髙峰 撮影会のために大阪から東京に通うのに交通費を払う状況が数ヶ月続いたので、だったら東京に引っ越しちゃおうかなと思って。すっごく軽い気持ちで引っ越しました。お家も内見せずに借りちゃって、引っ越したら水道も電気も通ってなかったです(苦笑)。

――大阪で同棲していた彼女も一緒ですか?

髙峰 話を何にもせずに「行こうかな」ってついてきちゃいました。ただ東京に来てからもずっと働いてくれなくて。私が生活費を稼いで養う代わりに家事を全部やってもらってたんですけど。

「グラビアって男性にしか届かないものだと思っていた」

――上京してからはフレッシュ撮影会、さらに2023年には「ヤングマガジン」にグラビアが掲載されます。翌年には「ミスマガジン2024ベスト16ワイルドカード」にも出場。その際にレズビアンの方から勇気をもらえたと言われたそうですね。