各社の情勢調査では3位を維持。総裁選の“ダークホース”と目されるのが林芳正官房長官(64)だ。

「週刊文春」の「総裁になってほしい議員アンケート」では堂々の1位を獲得した林氏(9月25日号)。一方、「総裁になってほしくない議員」に林氏を挙げた人のうち約4割が懸念していたのが中国との関係だった。

「中国に媚を売っている」(39歳男性)

「最も親中だから」(60歳女性)

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 政治部記者が語る。

「林氏は2017年から約4年にわたって超党派の日中友好議連の会長を務め、訪中して中国共産党幹部と会談するなど議員外交を行ってきた。こうした経歴から、SNSを中心に『林氏は媚中派だ』との指摘が根強い。本人は昨年の総裁選で『媚中派ではなく知中派』と訴えるなど、イメージ払拭に躍起です」

外相時代には国際会議の場でジョン・レノンの代表曲「イマジン」を弾いたことも ©時事通信社

 だが「週刊文春」は今回、林氏の“媚中”疑惑を裏付ける証言を政府関係者から得た。なんと「政府の公式文書の原案から中国の脅威を削除していた」というのだ。

 一体、何が起きていたのか。現在配信中の「週刊文春 電子版」および10月2日(木)発売の「週刊文春」では、“中国の脅威”記述を削除した経緯や林氏の関与、林氏の媚中派指摘への回答などについて詳しく報じている。

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