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このクソ暑い状況で夏に五輪やる馬鹿がどこにいるんだよ問題

2020年東京五輪は夜にやれよ

2018/07/26

genre : ニュース, 社会

そんなにクーラーが嫌なら馬にでもまたがってろ

 最近では、熱中症が増えすぎて、学校にクーラーを入れる入れないで盛り上がっております。個人的にはとっととクーラー入れてやれやと思うんですけど、なんで入らないんですかね。その程度のはした金すらないんでしょうか、我が国は。何でも、学校にクーラーを入れようとすると「俺の学生の頃はクーラーなんかない暑い中で汗かいて勉強していた」とか「クーラーは軟弱な精神を育てる」とか年寄りなどからのクレームで有権者からの理解が得られずなかなか設置が進まないという事情があるようです。まあ、確かに昔はクーラーありませんでしたからね。そんなにクーラーとか電化製品が嫌なら電車にも乗らないで馬にでもまたがって日々過ごせばいいんじゃないですかね。こう「俺も苦労したんだから、若い世代も同じ苦労をするべきだ」ってのは、育児世帯や子供たちに対する社会の呪縛そのものなので、そういうことを平気で言う老害には国家予算で餅を配るべきだと思います。

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 さらに、先日も小学校1年生の子が課外授業で熱中症になって亡くなったという痛ましい事故がありましたけれども、地震で倒れてきたブロック塀の下敷きになって亡くなってしまった子への教訓を得てブロック塀は総点検されても、熱中症の場合はこれだけ多くの人が死に、それでいて対策されないというのは不思議でなりません。小さい子や綺麗な女性が被害に遭う件については殊更に報じられる一方、目の前の熱中症で亡くなる人たちの死を無駄にせず教訓としてクーラーをちゃんと入れたり、暑い中で活動しないように奨励するというのは必要なことじゃないかと思います。

2020年夏は松岡修造を生贄に

 で、2020年夏は東京オリンピックがあるわけですよ。大変なことだと思うんですよね。このままのペースでいけば、東京の昼間の気温は200度を超えてしまうのではないでしょうか。暑いってレベルではありません。松岡修造を生贄にどこぞの施設で儀式をやるべきです。我らが小池百合子都知事は、打ち水と首元に濡れタオルで過ごせという、まさに竹槍でB29を撃ち落とすがごとき暴論を吐いてましたが、打ち水ってよりは焼け石に水でしょうし、小池さんには都知事打ち切りが相応しいと存じます。

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 そもそも何でクソ暑い日本でやるんだという件については、為末大さんがTwitterで「アメリカのプロスポーツの間を縫うためにあそこしかできないのが本当のところだと思う」って書いておられました。マジか。商業主義に毒されたオリンピックなんて薄汚れた酷い世界だったんですね。失望しました。私たちの好きだった夢と感動のオリンピックを返してください。「結局カネじゃねーか」という話になるわけですけど、あれだけのイベントをやるわけですからカネが大事だし、日本も産業がヘタっているので観光客を増やす目玉事業としてオリンピックを誘致した以上、日本にやってきた観光客が炎天下に移動させられて次々と熱中症で死ぬとかいう事態になるとむしろイメージダウンだと感じるんですが。

https://twitter.com/daijapan/status/1018748679572738048

 なもんで、どうやったらオリンピックが成功裏に終わるのかを真面目に考えると、答えは一つ、一日の中で一番涼しい真夜中に全競技をやればいいと思うんですよね。昼間にやると暑くて死ぬから。選手もコーチも観客も。日中の気温200度になる競技場とかヤバいじゃないですか。都民もみんな死ぬ。っていうか、当初は新しい国立競技場はザハさんの案で天井あってクーラーもついていたじゃないですか。それが、インチキな建築エコノミストの妄言を小池百合子都知事が信じて滅茶苦茶になって、屋根なし屋外競技場になっちまったという。やはり都知事打ち切り以外ないと思うんですよね。ザハさん、ほんとゴメンよ。小池百合子を選んでしまった私たちの痛恨です。申し訳ございませんでした。