「週刊文春」の名物連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」に、今や国民的存在になったスーパー銭湯アイドル「純烈」のリーダー、酒井一圭さんが登場。ムード歌謡で紅白を目指したきっかけや共に荒波を乗り越えたメンバー達とのお話など、ファン必読のエピソードをたっぷり伺いました。
(さかいかずよし 1975年生まれ、大阪府出身。1985年、ドラマ『逆転あばれはっちゃく』で主人公を演じ、子役デビュー。2001年、スーパー戦隊シリーズ『百獣戦隊ガオレンジャー』にガオブラック役で出演。2007年に歌謡グループ「純烈」を結成し、リーダーを務める。)
紅白出場前は、数えたら450ステージ
阿川 お忙しいそうですが、普段はライブ活動がメインなんですか。
酒井 皆さんがメインだと思ってらっしゃるであろう健康センターでの公演は月1ぐらい。あとはほぼコンサート活動で、ツアーを年間50本。そのツアーの間に市町村主催の公演に呼ばれて、公民館で1時間ぐらい歌ったり。紅白出場前は、数えたら450ステージありました。
阿川 1年は365日だぞ(笑)。
酒井 当時は1日2ステージとかやってたので。今は落ち着いて250回くらいです。
阿川 ほとんど毎日ですね。
酒井 だから3日ぐらい空くと新鮮な気持ちでステージに立てるんです(笑)。忙しすぎて純烈を客観視する暇もなく、メンバーが辞めたり、謝罪会見をしたり、ダチョウ倶楽部さんが入ったり、有吉(弘行)さんと紅白出たり。全部事前に計画してるわけではなく、「うわー大変だ!」みたいな感じでその場その場で対処しています。
「あ、帰ってきた。今日、純烈いるじゃん」
阿川 お休みはどれくらいあるんですか。
