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「出来レース」疑惑が噴出すると、ファンは判官贔屓に
しかし、全11回放映予定の中で折り返しを過ぎたところで、特定のプロダクション所属生や宮脇咲良などを特別扱いしているのではないかという疑惑が噴出している。
確かにインタビューや練習風景などで特定の参加者にスポットが当たっていることは否めず、韓国のファンらは番組構成を「悪魔の編集」と批判している。けれど、こうなると人は判官贔屓。なかなかスポットが当たらないメンバーを応援する声も高まっていて、最終12人のメンバーは混戦模様になっている。
当初心配されていたダンスや歌唱力などでの日韓の実力の差はやはりはっきりと露わになったが、短い間に目を見張るような成長を見せる日本人メンバーもいて、そのがんばりぶりにはエールを送りたくなる。
今思い出す「あの人」
ただ、与えられた課題を「できない」と人目も憚らず泣き出し、練習にも自暴自棄なそぶりを見せる日本人メンバーもいる。幼い年齢を知ると、それも仕方がないことかもしれないと思いながらも、ふと、日本でのK-POP人気を切り開いたBoAを思い出した。
2001年、すばらしいパフォーマンスをひっさげて日本にデビューした時、彼女はまだ14歳だった。世界進出のために2年間、練習に明け暮れ、日本での成功はミッションだった。
来日した時、彼女はあの小さな肩にどれだけのものを背負っていたのだろうか。