学歴格差は未だ残るが、転職市場ではスキル重視
給与明細買取屋さんの投稿では「学歴」に関する記述が目立つ。令和においても、学歴は就職・転職において重要な要素と言えるのか。
「私が給与明細を買い取る際に学歴を尋ねるのは『単純に気になる』という理由からですが、やはりファーストキャリアでは学歴の影響が如実にあると感じます。大企業は旧帝大や早慶、MARCH以上が占める割合が高く、いわゆるFラン大学出身者はなかなかおらず、良い会社に入りにくいのが実情かと。また、低収入業界には低学歴の人が集まっている傾向があります。
一方で、高学歴でも発達障害などを抱えている場合、社会に出て苦労する人が少なくないようです。そうした人々はFラン出身者以下の扱いをされることもあり、学力と社会的な能力は異なるのだろうというのが、多くの明細を見た結論ですね」
反面、転職市場においては、学歴よりもスキルが重視される傾向だという。
「転職市場は、基本的に『退職者の穴埋め』が目的なので、スキルや経歴が重要視されます。そのため、学歴がコンプレックスや足かせになっているという話は、あまり聞きません。Fラン出身者でも、転職で外資系企業に入社して、年収2000万円に到達した人は何人も見てきました」
続く2本の記事では「ゆるふわ労働で高収入を得られるホワイトな業界」や「令和とは思えないブラック企業」、「驚きの働き方で高収入を得る個人事業主」などを聞いていく。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。
