「1日3~4時間労働で年収2500万」ゆるふわ労働で高収入な“最強業界”とは?
では、おすすめの業界はどこなのか。給与明細買取屋さんは「SIer」「SaaSなどのIT系企業」を挙げる。ちなみにSIerとは、顧客企業のシステム開発の全行程を一貫して請け負う業態を指す。
「これらの業界は、30代前半で年収700万~1000万円に達することもありますし、在宅勤務制度が充実しているなど働きやすい環境が整っています。IT業界の待遇は他業界と比較して抜きん出ていて、文系出身でも入社可能ですし、再現性が高いなと。AIの影響でSIerから受託してプログラミングをする企業は淘汰されていくとしても、顧客との交渉と下請け企業への指示出しがメインのSIerは、残る可能性が高いと考えています」
中でも群を抜いて高収入でホワイトな業界なのが、外資系IT企業だ。
「IT系企業は買い取った給与明細の約30%を占めていますが、そのうち外資系に勤める人の多くが“ゆるふわ高収入”です。日本の外資系IT企業は、ゼロから何かを作るよりも、すでに完成した製品を日本向けにカスタマイズするのが中心なため、短時間労働でも高収入を得られるようです。1日6時間以内の労働、30代で年収1000万~3000万円の人がゴロゴロいます」
例えば、大卒で外資系IT企業に入社して1年目の内勤職女性は、企業のホームページ更新作業を1日1時間するだけで年収400万円、外資コングロマリット企業に転職入社して10年以内の営業職女性は、1日3~4時間の労働で年収2500万円など。労働時間当たりの給与は、他業界より圧倒的に高い。
「外資系IT企業は、営業職のインセンティブ制度が手厚く、内勤職でも高収入を得やすい傾向にあるのも強いですね。働く人の属性としては、海外留学や帰国子女などで英語力が高く、裕福な家庭環境であることも多いです」
続く記事では「ブラック神社で働く正社員巫女」や「同人AVで荒稼ぎしている男子大学院生」など、給与明細買取屋さんのみぞ知る、令和の意外すぎる稼ぎ方をしている人たちの給与明細を見ていく。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。
